2019年4月11日木曜日

平成31年令和元年度 入学式 学校長式辞

ここ,うめの辺にも春の訪れを感じるこの良き日,ご多用にもかかわらずご臨席を賜りました近畿大学工学部長 旗手 稔 様,衆議院議員 新谷正義 様をはじめ,多数の来賓の皆様,保護者の方々とともに,入学式をかくも盛大に挙行できますことを誠に喜ばしく思います。本校教職員,新入生を代表いたしまして,厚く御礼申し上げます。


私は、この4月から本校に校長として就任いたしました橋本と申します。この度、前任の前先生の後を引き継ぐことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。


さて、ただ今,中学校課程122名,高等学校課程204名の入学を許可しました。新入生の皆さん,近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校への入学おめでとうございます。在校生,教職員ともに,皆さんの入学を心待ちにしていました。今日から新たな学校生活が始まりますが,大きな夢と目標,高い志を持ち,その実現に向けて頑張っていきましょう。

本校の母体である近畿大学は,日本有数のスケールを誇る総合大学です。未来志向の「実学教育」と「人格の陶冶」を建学の理念としており,本校も「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人 になろう」という教育の精神を受け継ぎ、校訓としています。

本校は,平成8年の開校以来,今年で24年目を迎えます。開校以来4千人を超える卒業生を送り出し,地元の方々からも信頼をいただき「近校」の名で親しまれてきました。また,進学校として近畿大学をはじめ、東京大学、京都大学などの難関大学や広島大学をはじめとする国公立大学への進路実績を重ねているところです。今年は “Aim for a Higher Level(さらに高いランクをめざして)” をモットーとして「知的好奇心を育て」「グローバルリーダーとして活躍できる人になる」ように,生徒,教職員が一体となり,教育活動に取り組んでまいります。


さあ、これからの6年間または3年間,皆さんは本校で将来にどんな目標を持ち,取り組んでいくのでしょうか。とても楽しみです。その一方で,中学校の皆さんは新しい教育制度である新指導要領の元で学んだり,高校生の皆さんも新しい大学入試制度で進学したりと,今までとは違った様々な新しい取り組みが必要になってきます。またあと1か月足らずのうちに,日本の文化である元号が新しく「令和」に変わります。この「令和」を英語にすると “Beautiful Harmony” になります。「美しい調和」ということです。皆さんは一人ひとりが違った素晴らしい才能を持っています。その個性を生かしつつ本校で共に生活しながら調和させ,さらにより美しいものへと開花させてほしい。そのためにもぜひ「不思議だなあ」「ナゼだろう」「もっと知りたい」といった知的好奇心を持ち続けてください。そして,「令和元年」に入学された皆さんだからこそ,様々な分野でこの記念すべき新しい年度にふさわしいグローバル・リーダーになってほしい。そう願っています。


保護者の皆様,本日はお子様のご入学おめでとうございます。本校の教育目標や教育方針をご理解頂き,ご協力をよろしくお願い致します。本校では,生徒の皆さんがこれからの変化の激しい時代を生き抜くことのできる資質や能力,高い学力を身に付け,将来「グローバル社会に出て活躍できる人材」を育てていきたいと考えています。そのためには学校と家庭が一体となり,同じ気持ちで子どもたちの成長を見守り,支援していくことが大切です。これから,どうぞよろしくお願いいたします。


さあ、新入生の皆さん,皆さんは無限の可能性を秘めています。これから皆さんが本校の一員として本校で大きく成長してくれることを期待しています。皆さんの本校での新たな学校生活がスムーズにスタートし,また,これから夢の実現に向けて着実に前進することを祈念して,式辞といたします。

Congratulations on your entering our school.
Welcome to KINDAI Higashi Hiroshima !

平成31年4月6日

近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校
校長 橋本晃一