2018年4月6日金曜日

H30年度1学期始業式 学校長講話

1学期の始業式に当たり,一言あいさつをします
先ほど,新しい先生をお迎えしまして,平成30年度の新しい学期がスタートしました。昨日は本校の入学式をグランドに新しくできた工学部の体育館行い,新たに中学生を131名,高校生を203名迎えました。これで本校は,中学校課程413名,高等学校課程609名,中高あわせて1022名で新学期をスタートすることになります。在校生も1年生は2年生に,2年生は3年生に進級をしました。今,全員が新学期を迎えるに当たり,この1年の新たな目標と決意を持ってこの場に立っていることと思います。今の気持ちを忘れることなく,これからの日々を過ごしてください。これからもこのように全校生徒が集まる機会がありますが,是非学校としての一体感の持てる場所に,自らの成長を確認する時間にして欲しいと思います。

さて 今日から新学期です。今年も本校の大きな目標を昨年度に引き続き「礼儀正しく感性豊かな人」になる,「高い学力を持ち,グローバルな社会で活躍できる人」になる,にしました。これらのことについて,少し具体的にお話をしたいと思います。

「礼儀正しく感性豊かな人」・・・・・
世の中は(学校でも社会でも家族でも)一人で生きているわけではないし一人で生きていくことはできません。皆さんは必ず集団の中にいるし相手がいます。これらの集団の中で大切なのが礼儀や相手の気持ちや思いが理解できる心や感受性です。これがコミュニケーションのスタートであり基本であると私は考えています。(家族や先生,友達,学校に来られたお客さん,地域の人などへの)様々な場面で,あいさつをすろことがあると思います。是非,大きな声でのあいさつすることや,職員室に入室するときのあいさつや礼の仕方など,意識をして欲しいと思います。。私はきちんと挨拶ができない人は何かやましいことや隠し事があるのではないかと思うくらいです。是非,気持ちのいいあいさつを全員ができるようになって欲しいものです。そして,集団の中で相手を尊重しコミュニケーションをとることで,充実した学校生活を送り,将来に向けての社会性を育てて欲しいと思います。

中3・高1対象カナダ研修
「高い学力を持ち,グローバルな社会で活躍できる人」・・・・・
高い学力をつけようと思うと,基礎基本の徹底と定着が絶対条件です。そのためには授業の100%理解や家庭学習でしっかり予習や復習をすることが大切です。そのエネルギーになるのが知的好奇心だと思います。

「何故だろうと不思議に思う心」「それを解決しようとする態度」「もっと深く知りたいという気持ち」のことです。教科のことや社会のことなど,何にでも興味を持ち,皆さんの知的好奇心が育ち,自主的に勉強をする習慣を身に付けて,高い学力に繋げてくれることを期待しています。それを基盤としてグローバルな社会で活躍できる力をつけてほしいと思います。グローバルな社会で活躍できる力には様々なものがあります。先ほど述べた礼儀や感性,高い学力のほかに,自己理解,正しい判断力,人間関係,自主性,責任感,環境の変化への対応力,段取り力,強い意志,コミュニケーション力,語学力,・・・など数えきれない位たくさんのことあります。これらのことは,これから先生方の指導のもとで,きちんとした学校生活を送ることで自然と身についていくものであると考えていますので,これから始まる授業やクラブ活動,行事などに学校生活のあらゆる場面で積極的な行動をして欲しいと思います。
中1・中2対象パレーゴツアー(オーストラリア)

本年度4月1日より,近畿大学の学長が変わられました。学長とは,理事長とともに学園のトップの方で,会社でいえば社長のような人です。この6年間塩﨑均先生が学長を務めておられましたが,4月からは細井美彦先生が学長を務められます。生物理工学部の学部長や副学長などを経験されており,専門は農学博士で生殖生理学がご専門のようです。今後,近畿大学のオープンキャンパスや近畿大学に進学した時にお世話になることがあるかもしれません。是非,細井美彦先生の名前を覚えておいてください。

4月は出会いの季節です。新しい先生,友達,先輩や後輩,新しい教科,新しい環境など様々な出会いがあります。様々な新たな出会いを大切にして今日からの新学期をスムーズにスタートしてください。一人一人が今持っている目標の実現に向けて,さらには,将来の夢の実現に向けて,一日一日の時間を大切にして,充実した納得できる日々を過ごしてくれることを期待しています。