校長室より

令和元年度 1学期終業式 学校長講話

今日で令和元年度1学期が終わります。そして明日から8月21日までの1か月間、夏期休業に入ります。今、みなさんは期末試験も終わり、ほっとしている人もいるでしょうし、これからクラブの試合がある人は練習に励んでいる人もいると思います。高校3年生は大学受験に向けていよいよ本番、といったところでしょうか。これから始まる長い夏休みを前に、少しこの1学期を振り返り、夏休みの過ごし方について考えてみましょう。

まず4月には、今年度の目標として“Aim for a Higher Level”「より高いレベルを目指して」を掲げてスタートしました。5月に元号が平成から令和に代わり、正確に情報収集をして自分に生かすための“Intelligence Literacy”「情報収集能力」について話をしました。6月は“Self-Defense”自らの命を守る「自己防衛」について考えました。また6月は近校祭(文化祭)も行われ、文化部が大活躍し、クラス・学年の絆も深めることが出来たと思います。今月になって期末試験後には球技大会を行いました。運営に携わった生徒会やクラブ員のみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

そしていよいよ夏休みです。英語ではSummer HolidaysまたはSummer Vacationといいます。因みに普段の日曜日や短い連休はDays Offと言って区別します。昨年は豪雨災害で大変な夏になってしまいましたが、一般的には欧米の人たちは、このHolidaysやVacationという言葉を聞くと“So where are you going?”「どこに行くの?」と尋ねてきます。学校や仕事を離れて気分転換をするために、キャンプや旅行に行くのが普通だからです。でも私がかつて授業で生徒のみなさんに尋ねても、あまり楽しそうな答えが返ってきませんでした。「だって夏期講習があるし、部活もあるし」とみんな言います。しかし、夏期休業中はぜひ意図的にいつもと違う環境に自分を置き、普段の自分を振り返りながら、新しい自分を模索する期間にしてください。

そのためにも「遊び」の計画を立てましょう。この「遊び」というのはTVをだらだら見たり、いつもやっているゲームを夜通しすることではありません。自分の興味のある分野、例えば高校生ならもう自分が文系なのか理系なのか分かっているので、分野別にとことん調べたり、実際に行ってみたり、形のあるものにまとめたりしてください。中学生は自分の興味のあることなら何でも構いません。それは他の人や大人から見ると、何だかよく分からない、つまり遊んでいるようにしか見えないこともあるでしょう。ぜんぜん構いません。ぜひ新しいことにチャレンジし、新たな自分を発見してください。またみなさんの中には海外研修に行く人もいるでしょう。本校からアメリカ・UCLAへ行き自己啓発をする高2の諸君、しっかり頑張ってきてください。高1全員と高2の希望者は明日、近畿大学(大阪)のオープン・キャンパスに参加するため出発します。ここでもぜひ自分の将来の夢探しをしましょう。


私自身もこの夏は、苦手な歴史を勉強します。まずは世界文化遺産に指定された、私の地元大阪の堺、藤井寺、羽曳野(古市)、南河内にある百舌鳥・古市の古墳群を訪ね、古代の人々の生活を振り返ろうと思っています。また今年は岡山県・香川県で「瀬戸内国際芸術祭2019」が開催されているので、瀬戸内海の島々を巡るのもいいなあ、と考えています。本もたくさん読もうと思います。こうして考えを巡らすだけでも、わくわくしてきますね。

でも高3のみなさんは「勉強でそんな余裕はないよ」と言われるかもしれません。しかし心に余裕のない状態では、なかなか学習もうまく進みません。学習効果は何よりも「やる気」(英語ではDriveまたはMotivation)が一番です。気持ちが疲弊していては、いい結果も出ません。時には思い切って休んでリラックスし、体も心もリフレッシュして、またしっかり頑張る、というOn、Offの切り替えが大切です。頑張っている自分へのご褒美、と考えていつもと違う何かをするのもいいでしょう。後で振り返ってみて「あの時は、本当によく頑張ったなぁ。」という経験も、実は大変貴重な自分自身の財産になるのです。
 みなさんの夏休みが、素晴らしい青春の1ページになるように、充実した過ごし方をしてください。夏休みが明けた8月22日に、またランクアップしたみなさんに会えることを期待しています。