2013年11月26日火曜日

自然科学部 広島大学両生類研究施設の見学

11月23日(土)
 自然科学部はクラブ活動の一環として 広島大学大学院理学研究科附属両生類研究施設の見学に行ってきました。種々の両生類を飼育繁殖維持できる施設は世界に類がなく, 両生類生物学の研究に最高の研究環境が整っている施設です。
 発生,変態,種多様性,ゲノム多様性,絶滅危惧種保全など専門的な研究の世界に,予備知識のない中学生が見学に伺いました。施設の職員・先生の方々はとても親しみやすく,笑顔で丁寧に最先端の研究について案内してくださいました。引率した教員も生徒以上に目が輝いてしまいました…。協力いただいた広大両生研の先生方,ほんとうにありがとうございました。

 今回は見学した研究の一端と生徒の感想を紹介します。
日本一美しいカエル?!
 絶滅危惧IB類(EN)のイシカワガエルが保全されています。
通称「スケルピョン」
皮膚が透明で内臓が外観から透けてみえる透明カエル
広大オリジナルです!
カエルの胚の一部を染色して研究しています。
中高生や一般の方が利用できる研究施設も備えています。
大切に育てた実験用のカエルを,世界中の研究者に提供しています。
広大出身のカエルはとても優秀(?!)なのだそうです。

生徒の感想(一部抜粋)
 いくら小さなカエルでもひとつの命なので,人間側の理由とか関係なく,生き物が生育できる環境を奪ってはいけないと思った。
 いつか僕も研究をしている人のように,社会に貢献することができるようになりたい。
 見学終了後,普段の部活では感じることのない「何か」を感じました。
 何か一つのことに打ち込んでいる研究者さんはすごい。自分も一度決めたことをあきらめず,夢に向かって頑張りたい。